年報2021年度|小張総合病院
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 2021年度は患者さまが必要且つ十分なリハビリテーションの内容と効果が得られるよう、リハビリテーション提供体制の充実を図るべく「患者一人あたりの提供単位数の向上」を重点施策として進めてきました。 年間を通しての提供単位数は、COVID-19の影響等で今年度の目標値に掲げた3.6単位の提供には至りませんでした。しかし、提供単位数は昨年度の一人あたり2.73単位から3.11単位へ改善しました。これは育児休暇からの復職や新入職員補充などの人的要因、適応患者の院内周知、担当患者数の平均化、摂食機能療法における病棟との協力体制の構築等が影響を与えたと考えます。 また今年度推進してきた厚生労働省指定の臨床実習指導者講習会の受講は、講習会申し込み率が76%、受講率は60%と昨年度9%の受講率から着実に指導者を育成できることができました。これは受講対象者への講習会開催日程の周知が影響を与えたと考えます。 今年度の取り組みによって各職員に意識の変容が始まったと考えます。良い流れを継続し、今後もリハビリテーション提供体制の充実を図っていきたいと思います。○ 更なる職員一人あたりの担当患者数の平均化を進め、患者さまに十分なリハビリテーションの内容と効果を提供できるよう体制を充実させていきます。○本年も厚生労働省指定の臨床実習指導者講習会の受講推進を継続します。○ 医師・看護師等と定期的なリハビリテーション評価を行い、患者さまにチーム医療としてのリハビリテーションを提供していきます。86リハビリテーション科リハビリテーション科

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