年報2021年度|小張総合病院
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・2021年度は26名の新人看護師と8名の中途採用看護師が入職しました。 今年度から、新人看護師を対象に10月からローテーション研修を実施しました。相談体制が増えたことにより、新人看護師の離職率は4.3%に減りました。また、看護部全体の離職率は8.69%でした。 コロナ禍のため密を避けた研修、カンファレンスの人数制限や時間短縮など、閉塞感を感じる職員がいると考えられます。アフターコロナ対策としての精神的な支援と共に、職員満足調査の結果を参考に、改善活動に取り組んでいきます。・ 主任看護師を中心にアクションカードを活用した災害訓練を各部署で行い、評価を行いました。病院目標達成のため、BCP委員会が立ち上がり、看護部から4名の役職者が参加して、災害対策マニュアル見直に参画しています。・ 2022年1月23日から3月1日の期間、5つの病棟を閉鎖するクラスターが発生しました。患者さまと濃厚に接触する機会の多い看護部職員は、罹患した職員の約7割、62名が罹患しました。今回の事例を通し、看護職員が安心して勤務できるための職場環境の整備と職務維持に必要な教育環境整備が急務と感じました。  クラスター発生による、病院経営への影響、近隣医療機関や地域住民に対するご迷惑は図り知れず、再発防止のための分析と対策を行い、平時から準備性高く維持できる体制強化をしていきます。1.財務の視点:目指すべき姿 ・一般病棟入院基本料7対1等の適正な管理と維持に努めます。 ・病床稼働率90%維持するため、空床管理と入院受入体制整備を行います。 ・早期から多職種と情報共有をはかり退院調整を行います。 ・救急車受入数 400件/月を維持するための、入院受入体制の整備を行います。2.顧客の視点:目指すべき姿 ・全部署、終礼を行い、時間外シートの活用による時間外管理を継続して行います。 ・就業前の時間管理について、業務改善をはかります。 ・年休取得8日/1人取得推進と計画的な長期休暇(5~7日/年1回)付与を行います。 ・職員満足度調査結果を参考に改善活動に取り組みます。3.業務の視点:目指すべき姿 ・看護記録の見直しを行い、記録の効率化、適正化をはかります。 ・チーム医療で看護業務の充実(多職種を含むカンファレンスの充実)をはかります。 ・退院支援を強化し、入院患者割合の増加に努めます。 ・患者教育の充実と退院後のフォロー体制を強化し、再入院の予防と継続ケアの強化を図ります。 ・看護補助者のケア介入の権限委譲と協働を推進します。74救急救命士:合計 1名 (常勤 1名)看護補助者:合計 59名 (常勤49名・非常勤10名)【2021年度 看護部目標】1.一人ひとりが、仕事に対する肯定感情が持てる、風通しのよい職場作り 2.災害対策の推進 人員数看護師 :合計 270名 (常勤214名・非常勤56名)17名 (常勤 12名・非常勤 5名)助産師 :合計 准看護師:合計 36名 (常勤 24名・非常勤12名)看 護 部看 護 部

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