年報2021年度|小張総合病院
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医療法人社団 圭春会小張総合病院院 長 相川竜一 2022年11月1日、伝統ある小張総合病院の院長に就任しました相川竜一です。2021年度の年報発刊にあたりましてご挨拶申し上げます。先ず初めに申し上げなければならないことは、長年に渡り、当院のためにご尽力いただきました前院長故二宮浩樹先生のご生前のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します。また二宮先生ご逝去後、院長代行として病院の経営をご担当いただきました吉井克己先生に深謝いたします。 さて、2019年に発生した新型コロナウイルス感染症は、現在でも多くの国民の皆様を苦しめていることは周知の事実でありますが、初期から現在に至るまで当院では積極的に患者様を受け入れ、パンデミックに対応して参りました。残念ながら、専門家の間でも重症化は減りつつも、感染の収束はかなり難しいと予測されており、引き続き対応を余儀なくされていくものと思われます。ただ、社会的な人流、物流は一時期より改善し、航空業界なども業績が黒字に転じるなどの、光明が得られていることも事実です。当院でも、外科系では一時期手術症例件数がかなり落ち込んだ時期がございましたが、徐々に手術症例の増加傾向も見られ、診療の実績が、新型コロナ感染症発生前に戻りつつあります。当院は基幹病院として東葛北部および周辺地域の市民の皆さまから愛される病院であり、また外部に医学的知見・情報を発信する病院であることを目指す必要があります。患者様に最良の医療をご提供できるように医療内容の充実を更に向上させるため、病院の診療体制や職員の労働環境を整備することに、微力ではありますが尽力する覚悟です。 新型コロナウイルス感染症の診療に従事されている方は勿論ですが、当院の日々の医療に従事されているすべてのスタッフの方々に厚く御礼を申し上げるとともに、引き続き皆様の益々のご活躍を祈念しております。7Chikara Kobari

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