年報2021年度|小張総合病院
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 2020年5月1日から稲村順二が心臓血管外科医長として着任し、現在までの当院心臓血管外科の診療にあたりました。 心臓大血管手術を開始しており、大動脈解離・大動脈瘤破裂・急性動脈閉塞等の緊急疾患にも対応していきます。 低侵襲治療も積極的に行い、腹部大動脈瘤に対するステントグラフトだけでなく胸部のステントグラフトも開始し、高齢者でもADLを落とすことなく治療ができます。 閉塞性動脈硬化症に関しても、循環器内科と連携し、バイパス手術やカテーテル治療などの選択を患者さまの病態に応じて検討しております。 下肢静脈瘤に対しても身体の負担が少ないラジオ波での焼灼術を中心に治療を行なっております。希望に応じて日帰り手術も積極的に行っております。また、より低侵襲な血管内塞栓術の治療も可能となりました。NBCAと言ういわゆる瞬間接着剤を静脈内に注入して血管を閉塞する方法です。熱による血管周囲の損傷がなく、TLA麻酔(血管周囲に全長に局所麻酔を行う麻酔法)の必要がない、ストリッピング手術や血管内焼灼術で必修であった術後の圧迫療法も必要ないという利点があります。 外来日は火曜日と木曜日の午前中となりますが、月・金・土曜も9時30分までであれば初診の方の診察を行っています。 当地域における唯一の心臓血管外科として、今後も診療の質が向上するように努めていきます。医長防衛医科大学校心臓血管外科専門医/外科専門医/胸部ステントグラフト指導医(C-TAG,VALIANT,TX2)/腹部ステントグラフト指導医(C3,ENDURANTⅡ,AFX)/浅大腿動脈ステントグラフト実施医/日本血管外科学会認定血管内治療医/下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による指導医2008氏 名稲村順二役 職卒業大学医籍登録学会認定資格等45心臓血管外科心臓血管外科

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