年報2021年度|小張総合病院
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1. 常勤医2名で診療を行っております。順天堂大学産婦人科学教室の関連施設として、腫瘍専門医、腹腔鏡認定2. 産科診療・・・分娩総数は348件で増加しました。帝王切開分娩は89件(25.6%)で、麻酔科連携による無痛分娩(硬膜外麻酔)は月6件程度の方に提供しました。新型コロナウィルス感染症羅患妊婦については地域内完結を目標に、保健所や周産期センターとの連携の下で可能な限り診療体制を整えました。3. 産婦人科診療・・・外来数、手術数に著しい増減はありません。婦人科予定手術は週2~3件程度を行える体制ですが、昨年度は週1件強の実施件数でした。腹腔鏡下手術、特に、子宮全摘術が増加しました。不妊症、子宮下内内膜ポリープ切除術目的の患者さまを昨年とほぼ同数ご紹介いただき、実施できました。当院で治療が困難な患者さまは高次機能施設へ紹介しておりますが、近隣の施設の他に順天堂大学との連携を提案することがあります。(悪性腫瘍手術、高度癒着を疑う子宮内膜症手術、ロボット支援下手術など)画像検査の許容数が多い当院の特徴を活かし、初診や紹介患者さまの精査を速やかに行い、短期間での診断、治療方針の決定を心がけております。医、周産期専門医などの資格を有する非常勤医師が各曜日1名ずつ来ており、当院の診療を支えています。 市内・地域の産科医療の状況は変動しておりますが、当科は診療体制の安定を維持しながら、隣接自治体を含む周辺の産婦人科施設どうしの連携を充実させることで、あらゆる世代の女性の皆さまが安心して住める地域を目指します。 臨床研修医の教育、順天堂大学の臨床・基礎研究に関する連携を継続しながら、当院独自の学術的な取り組みも検討していきます。医長順天堂大学医員東邦大学医学博士/日本産科婦人科学会専門医/日本周産期・新生児医学会専門医(母体・胎児)/母体保護法指定医/新生児蘇生法インストラクター20042018氏 名島貫洋太福岡眞梨56役 職卒業大学医籍登録学会認定資格等産婦人科産婦人科

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