年報2021年度|小張総合病院
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20531202233222211111111 肺癌新規患者数は年々増加しており、2015年には約11万6000人(男性 約7万8000人、女性 約3万8000人)が肺がんと診断されています。男性の方が女性の約2倍多く、年齢があがるほど罹患率も高くなり、60歳以降になると急激に増加します。肺癌は治癒しにくく、日本人の癌死亡数が最も多い癌で、2019年の統計では、人口10万人当たりの肺癌死亡数は、約60人です。肺癌患者さまの内、75歳以上の高齢者の割合が7割と推計されています。高齢化社会が進行する中で、一般的には75歳以上の高齢者肺癌に対する手術療法や化学療法を行う際には、合併疾患や全身状態、高齢を理由に治療が困難とされています。治療困難な高齢者肺癌の治療成績を如何に改善させるかが、これからの肺癌診療の上で重要な課題の一つです。当院では、高齢であることを理由に癌治療を中止するのでなく個々の高齢者に合わせた手術術式、術後管理、化学療法や緩和ケアーを行っていきます。このためには看護スタッフやリハビリテーション科スタッフとの連携や教育を継続して行っていく方針です。2019年:242名 2021年2020年2019年040040肺の悪性腫瘍040200気胸040150肺・縦隔の感染、膿瘍形成040030呼吸器系の良性腫瘍040010縦隔悪性腫瘍、縦隔・胸膜の悪性腫瘍130030非ホジキンリンパ腫160690胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損040020縦隔の良性腫瘍040050胸壁腫瘍、胸膜腫瘍傷を含む。)2020年:154名 MDC6件数KCode87168221K514-23胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える)K5131胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除))K514-21胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除)K5143肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える)K496-4胸腔鏡下膿胸腔掻爬術K514-22胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除)K5144肺悪性腫瘍手術(肺全摘)K5142肺悪性腫瘍手術(区域切除)K488-4胸腔鏡下試験切除術K4981胸郭形成手術(膿胸手術)(肋骨切除を主とする)K0004創傷処理(筋肉、臓器に達しない)(長径5cm未満)K5134胸腔鏡下肺切除術(肺葉切除又は1肺葉超)K513-2胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術K386気管切開術K430顎関節脱臼非観血的整復術K7162小腸切除術(その他のもの)K0002創傷処理 筋肉、臓器に達するもの(長径5cm以上K509-4気管支瘻孔閉鎖術K6102動脈形成術、吻合術(胸腔内動脈)(大動脈を除く)K0011皮膚切開術(長径10cm未満)10cm未満)*退院時の診療科ベースです。手術は他科診療も含まれます。2021年:111名1.入院患者数 2.平均在院日数 2019年:12.0日 2020年:15.0日 2021年:19.1日3.初診患者数 合計48名(入院34名・外来14名)4.紹介患者数 合計28名(病院10名・クリニック18名)1155KCode件数151310654131順位MDC612345678910111213141516171819MDC6名称手術名称肺癌36384744気胸202325膿胸558良性肺腫瘍縦隔腫瘍気管切開その他合計777494

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