年報2020年度|小張総合病院
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1. 常勤医2名の体制で診療を行っています。順天堂大学産婦人科学教室の関連施設として、腫瘍専門医、腹腔鏡認2. 産科診療・・・分娩総数は332件で、昨年の1.6倍に増加しました。帝王切開分娩は81件(24.4%)でした。麻酔科連携による無痛分娩(硬膜外麻酔)は月4件程度の方に提供しました。現在は助産師外来を中止していますが、検診終了後の時間などを頂きながら、妊娠中、産褥期ともに助産師によるケアや指導の充実を心がけております。3. 婦人科診療について外来件数に著しい増減はありません。婦人科手術は昨年よりやや増加し、内視鏡下手術29件、良性開腹手術15件、腟式手術9件でした。当院で治療するのが困難な患者さまは高次機能施設へ紹介致しますが、近隣の高次施設の他に、順天堂大学との連携を提案することがあります。(悪性腫瘍手術、高度癒着が予測される子宮内膜症手術、ロボット支援下手術など。)画像検査の許容数が多い当院の特徴を活かし、初診や紹介の患者さまの精査を速やかに行い、短期間での診断、治療方針決定を心がけております。定医、周産期専門医などの資格を有する非常勤医師が各曜日1名ずつ来ており、当院の診療を支えています。 市内・地域の産科医療の状況は変動しておりますが、当科は診療体制の安定を維持しながら、隣接自治体を含む周辺の産婦人科施設どうしの連携を充実させることで、あらゆる世代の女性の皆さまが安心して住める地域を目指します。 臨床研修医の教育、順天堂大学の臨床・基礎研究に関する連携を継続しながら、当院独自の学術的な取り組みも検討していきます。医長順天堂大学医員東邦大学医学博士/日本産科婦人科学会専門医/日本周産期・新生児医学会専門医(母体・胎児)/母体保護法指定医/新生児蘇生法インストラクター20042018氏 名島貫洋太福岡眞梨58役 職卒業大学医籍登録学会認定資格等産婦人科

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