年報2020年度|小張総合病院
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 急性疾患から慢性疾患まで幅広く診療しています。境界領域については、院内の複数他科にコンサルトが可能です。新型コロナ感染症に対応するため、発熱外来の体制をとり、小児のコロナ陽性者の入院管理も行っています。<外 来体制>2020年5月から外来診療はクリニック棟に移転しました。他科との連携や画像検査などが迅速になりました。午前は一般外来、午後は慢性疾患の専門外来、乳幼児健診、予防接種を行っています。<専 門外来>腎臓外来は根東義明医師(日本大学教授)が、学校腎臓病健診の精密検査や夜尿症の治療を行います。夜尿症に対するアラーム療法も行っています。低身長・思春期早発症・糖尿病・甲状腺疾患等を診療する内分泌代謝外来は、浦上達彦医師(日本大学教授)が担当しています。浦上医師は、この分野で国内有数の診療・研究実績を有する専門医です。内分泌負荷試験は、安全を確保するため入院管理下に実施しています。生活習慣病の指導・フォローアップも行っています。神経外来は、小児神経学会専門医新井医師が担当しています。痙攣性疾患・発達遅延・慢性頭痛の精査治療を行います。病状により脳波検査、MRI検査を行います。循環器外来は、順天堂大学の循環器専門医師が、学校心臓健診の精密検査や川崎病後のフォローアップを担当しています。不整脈精査のための24時間ホルター検査も可能です。アレルギー疾患は、常勤釼持医師(アレルギー学会専門医)を中心に診療しています。血液検査の他、皮膚テストも行っています。食物アレルギーの経口負荷試験には多数の経験があります。ダニ・スギの舌下免疫療法も行っています。<入   院>小児の入院は、原則として付き添いが不要な完全看護です。お子さまの病状により付き添っていただく場合は、新型コロナ感染症防止のため、入院時の検査にご協力を頂いています。<新 生児>産科との緊密な連携により、ハイリスク分娩には迅速な対応をとっています。  呼吸管理等が必要な重症新生児は、初期治療の上、近隣のNICU専門施設に搬送します。<救 急外来>野田市で唯一、24時間365日小児科医による小児救急診療を行っています。近隣の市町村からの救急患者さまも受け入れています。病状に応じ、夜間当直帯でも院内緊急検査やCT検査、超音波検査を施行できます。重篤な患者さまは緊急の初療の上、高次医療機関への転院搬送を行います。部長筑波大学医員東京女子医科大学医員獨協医科大学医員日本大学日本小児科学会専門医/日本アレルギー学会専門医/日本東洋医学会専門医/臨床研修指導医/日本禁煙学会認定禁煙サポーター1986201420162017氏 名釼持順子中ノ森 綾一和多 信孝大澤大和役 職卒業大学医籍登録学会認定資格等53小 児 科

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