年報2020年度|小張総合病院
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 小張総合病院では、良い医療には患者さまと医療提供者とが互いの信頼関係に基づき、相互理解と協力が必要と考えています。そして、患者さま中心の医療(心の医療)として、良質で安全、安心できる医療を目指しています。これらの実現のために患者さまの基本的な権利を明確にし、これを尊重するとともに、患者さまの義務についても定め、ここに「患者さまの権利・義務憲章」として制定します。この憲章は「患者さまの権利に関するWMA(The World Medical Association)のリスボン宣言」に基づいています。医療に関する説明を受けて理解できない場合は、医療者に理解できるまでご質問ください。2.快適な医療環境づくりに協力する義務   すべての患者さまが適切な療養環境で医療が受けられるよう、病院内での規則と職員の指示をお守りください。他の患者さまや職員に対する暴言・暴力等の迷惑行為はお断りします。1. 安全で高度な医療を目指します。2. 地元野田市民のみならず、周辺地域の方々から信頼される受診しやすい病院を目指します。 (24時間365日一次から二次までの救急対応)3. 来院した患者さまの人権を尊重し、心から温まる医療を心がけます。4. 地域の医療機関と連携をはかり治療にあたります。5. 人材の確保・育成に努めます。6. 働きがいのある職場と健全な病院経営を目指します。「患者さまの権利」1.良質で公平な医療を受ける権利  疾病の種類や社会的立場等に関わらず、すべての人には良質な医療を平等かつ公平に受ける権利があります。2.十分な説明と情報提供を受ける権利  病気、検査、治療方法と見通し、危険性などについて、わかりやすい言葉や方法で説明及び情報提供を受ける権利があります。3.自己決定権に関する権利   自らの受ける検査や治療方法などについて、説明を受けた上で、自分の意思で選び、決定する権利があります。希望しない医療は拒否することができます。希望があれば、セカンドオピニオンを求めることができます。病院内においても他の医師の意見を求めることができます。4.個人情報に関する権利  ご自分の診療記録の開示や説明を求めることができます。5.個人情報及びプライバシー保護に関する権利  診療の過程で得られた個人情報およびプライバシーは守られる権利があります。6.尊厳性への権利  個人の意思と人権を尊重される権利を持っています。「患者さまの義務」1.情報を提供するとともに、疾病や医療を十分理解するように努力する義務   良質な医療の提供を受けるために、ご自分の健康に関する情報をできるだけ正確に医師や看護師に提供してください。また、基本理念基本方針患者さまの権利・義務憲章ANNUALREPORT2020医療内容の充実と地域に密着した心の医療の実践

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